興味本位で拝聴しようと思って行った講演会だったけれど、行って良かったと強く感じた。
伊藤さんの過去から現在までの話は七年間（私が病気発症した年数と同じ）とは思えない濃密さで、
苦悩や葛藤など様々あったのだなという事が伝わった。
周りから受けた評価や沢山の視線や意見。真実を伝えようという信念だけではとてもじゃないけど自分を保つ事は難しいと思った。
今こうやって伊藤さんが大勢の前で元気に笑顔で話せているのは、何故だろうと考えた。
人の力、環境、様々な要素が思い浮かんだけれど、一番は自分の中に自分の居場所を作ったんだなと思う。
自分自身の傷など全てを受け入れる。それを留めようと執着はせずに、私はこういう人間です。と解き放つような感覚でお話しされている姿を見て、私もこうでありたいな。と強く感じた。
自分自身を検閲しないという言葉が私は響いて、自分のラベルを知り、何が自分を苦しめているのか、自分の真実を見ることも大事だと思った。
自分をメディアとして話す、意志を言語化するのはなかなか難しいけれど、誰かの為でなく自分の為に伝える練習は今後もし続けたいなと思った。
依存症とはまた違った視点だけど、根の部分は同じで病気だから〇〇はできないは無いんだなと改めて思った。
今後も講演会などあれば、興味があるものがあれば行ってみたいと思う。
海月
┃いちばん上に戻る┃
