おりーぶは、アディクション(依存症)から回復したいという仲間の集まる共同体として存在しています。 おりーぶの目的は、アディクションという囚われからの解放のお手伝いをすることです。

このプログラムは私たちの仲間にとって回復の希望のメッセージであって、社会の一員として歩むとき出会うであろう、様々な困難をのりこえるための教えに満ちています。

グループミーテングは、当事者が導き、そこで自身が正直に語ります。
語られたことに対して聞くだけにとどめること、外部に対して秘密を守ることで安全が保たれます。 分かち合いと気づきが自らの成長となります。

 

女性アディクトの回復とは

多くのメンバーが、直面しがたい精神的な苦痛と、身体が切り離せない状態です。
まずは、自身の現状を、痛みを伴いながらであっても、しらふで受け入れることから始まります。

回復過程では自分自身で身体のメンテナンスが出来ること、正直になること、自分の決定に疑問を持つ(直ぐに行動しない)ことが出来るようになることが大切です。

今までの嗜癖的な依存対象を手放すことは、生死をかけた戦いでもあり、執着し続けることでの結果は滅びの道です。

自身の回復は、今日一日の積み重ねです。

 

回復プログラム

おりーぶのメンバーは、何かの方法を使って急激に気分を変えるために、行動などに依存した結果、いつからか感情も身体もコントロールが出来ない状態に陥っています。

しかし、なぜそのようなことが起きたのかわかっていません。
メンバー自身依存対象へのコントロールの喪失だけでなく、感情や金銭、生活そのものに対してもコントロールが出来なくなっています。

どん底から立ち上がるために、おりーぶを選んだメンバー達は人間性や人生を回復するために新しい基礎となる指針を受け入れることから始めることが必要です。

① 自分がアディクトであり、アディクションに対して無力であることを認める。
② 自分の力だけでは、回復が出来ないことを知り、私たち自身より上の力の必要性を感じ、大きな力を信じられるようになる。
③ 新しい行動をするようになり、大きな力に任せて実践する。

 

RE:BORNのために

依存症そのものを理解することから始める。
トラウマやストレスがあるからといって、依存対象に頼ることをしなければ、依存症になることはありません。
慢性の病気である依存症は一時押えの快感にとらわれ続けることで、悪化の一途をたどります。
これは、薬物・アルコールなどの物質への依存だけでなく、行為依存というべき摂食障害や、ギャンブル・買い物・窃盗・人への依存など依存症全般に共通するものです。

依存症になるということは、自ら進んで重い精神病になるというようなものだとよく言われますが、自滅の一途をたどりながら、人と自分を傷つけることで、疎外と孤独を味わいながら、生きていくことがどうにもならなく(制御不能の状態)なってきます。

そんな状態からでも、自らの問題と取り組む決心をすることが出来れば、新しい生き方の一歩を踏み出すことが出来るのです。

それは、マイナスからのスタートですが、もう自分だけで戦う必要がなくなります。そして、プログラムを通して見えてくるものだけに 委ねるという気持ちが湧いて来ます。

目に見える形で良い結果につながることで、助けを求めてもいいのだと気づきます。

仲間と回復の道を歩むということは、体験した人それぞれに希望が与えられ、人生に具体的なビジョンを持つことが出来るようになります。

 

自己の容認

自分自身を受け入れるということは、最初のステップです。
最初のステップはここをクリヤーすることで回復の道にとっては、道半ばに至るほどの大切な、ステップなのです。

自分がアディクトであることをそのまま受け入れるということは、自分にまつわるすべてのことと、それに伴って生じるすべての問題をうけいれなければなりません。

次に、私たちを健全な状態に導く大きな力(ハイヤーパワー)を信じるということで自己を受け入れることを体験していきます。
そこでは、周りの誰かのハイヤーパワーに対する概念をそのまま信じる必要はありません。
模範解答をもとめることは、かえってありのままで受け入れるということにはなりませんから、注意しなければいけません。

自己の容認の精神的な理解は、苦しんだり、過ちを犯したりしている自分が完全ではないということを認識しながらも、それはそれでいいのだと知ることです。

*アディクト*=物質・行動・などに嗜癖的に関わった結果、精神的・身体的に病み日常生活が破綻している人。

自己の容認を達成するための最も効果的な方法は、回復への12ステップの実践です。

 

12のステップ

  1.  私たちは、アディクション(感情・情緒)に対して無力であり、生きていくことがどうにもならなくなったことを認めた。
  2.  私たちは、自分より大きな力がわたしたちを健康な心に戻してくれると信じるようになった。
  3.  私たちの意思と生き方を、自分で理解している神の配慮にゆだねる決心をした。
  4.  私たちは、恐れずに、徹底的に自分自身の棚卸を行い、それを表に作った。
  5.  私たちは、神に対し、自分に対しもう一人の人間に対し自分の過ちの本質を、ありのままに認めた。
  6.  私たちは、性格上の欠点をすべて取り除くことを、神にゆだねる準備が完全に整った。
  7.  私たちは、私たちの欠点を取り除いてくださいと謙虚に神に求めた。
  8.  私たちは私たちが傷つけたすべての人のリストをつくり、その人たちすべてに埋め合わせをする気持ちになった。
  9.  私たちは、その人たち、または他の人たちを傷つけない限り、機会があるたびに直接埋め合わせをした。
  10.  私たちは、自分自身の棚卸を実行し続け、間違った時には直ちに認めた。
  11.  私たちは、自分で理解している神との意識的なふれあいを求め、神の意思を知ることと、それを実践する力だけを求めた。
  12.  私たちは、これらのステップを経た結果、わたしたちは、スピリチュアルに目覚め、このメッセージをほかの仲間に伝え、じぶんのあらゆることに、この原理を実践するようにした。
    1.  

      平安の祈り

      神さま私にお与えください
      自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを
      変えられるものは変えていく勇気を
      そして、二つのものを見分ける賢さを

      今日一日を生き
      この一瞬を楽しむことができますように
      この苦しみを平和に至る道と受け入れることができますように
      この罪深い世界を、私でなく、神さまのみ業として
      あるがままに受け止めることができますように

      神さまの意思にゆだねれば、
      すべてをあるべき姿に
      してくださると信じることができますように


                (ラインホルド・ニーバー)

       

      おりーぶRE:BOANプログラム

      おりーぶメンバーになって、新しい生き方を目指していこうと決心された方には、共同生活で生活訓練をうけていただくと共に、日曜日を除く毎日、デイセンターでプログラムを受けていただく事になります。

      何点かの決まり事を守って、自身のこだわりや、古い習慣を手放して行くことは簡単ではありませんが、携帯電話の使用禁止のお願いをしています。
      依存対象からの断絶という点からも、回復を続けていく仲間から孤立しないためにも、大変意義のある部分なので理解をしていただいております。

       

      回復モデル

      おりーぶで生活しプログラムを受ける決心をする。
                   ↓
      気づきを与えてくれるメンバーに出会って「自分のことに焦点を
      当てて考えましょう」とアドバイスを受ける。
                   ↓
      慣れてくることで、将来の不安や焦りが出てくるようになる。
      「早く仕事を始めたい」「もう大丈夫なはずだ」
                   ↓
      正直な分かち合いのなかで、仲間の失敗した話など聞くことで、正直さに気づく。
                   ↓
      少しずつではあるが、恐れず自分の想いを言語化できるようになる。
                   ↓
      自分の考えに疑問や、違和感を持てるようになる。(自己吟味)
                   ↓ 
      信頼を置くものが変わってくる。
                   ↓
      心が平安になり、自分の人生に目標と希望がもてるようになる。

       

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